DAS 用 Fluid Cache

Fluid Cache はサーバー側のキャッシングアクセラレータであり、高速エクスプレスフラッシュ(PCIe-SSD)を共有の分散型リソースにします。Fluid Cache は DAS 外部ストレージアーキテクチャを使用して、計算層に近いストレージからのアクティブデータのワーキングセットをキャッシュできるようにし、レイテンシの影響が大きいカスタマの作業負荷に対する応答を高速化します。

Storage Management アプリケーションは、Fluid Cache プールへの PCIe SSD の追加を容易にします。Fluid Cache に対する Storage Management のサポートは、次の分野で役に立ちます:

  • Fluid Cache ライセンスの管理。
  • キャッシュプールの設定。
  • PERC コントローラ背後の仮想ディスクに対するキャッシュの有効化。サポートされる PERC コントローラは、H710、H710P および H810 です。
  • キャッシュプール使用率と Fluid Cache ディスクの読み書きパフォーマンスの監視

DAS 用 Fluid Cache テクノロジは、対応システム内でエクスプレスフラッシュ PCIe SSD を使用し、読み取りと書き込みのフラッシュキャッシュを提供します。

Fluid Cache プール は、共有の分散型キャッシュリソースを形成する、複数の PCIe で成り立ちます。

Fluid Cache ディスク は、仮想ディスクまたはそのパーティション上の Fluid Cache を有効にした結果として作成される、新規の論理デバイス です。新規 Fluid Cache ディスクは、仮想ディスクまたはそのパーティションに直接アクセスするのではなく、Fluid Cache の有効化に続いて、すべてのデータアクセス用に使用される必要があります。 これ以降、仮想ディスクで Fluid Cache を有効にした結果作成される、新規 Fluid Cache ディスク /dev/fldcx を、データアクセス用に使用する必要があります。キャッシュされている対応の仮想ディスク /dev/sdx またはそのパーティションに追加でアクセスすると、データの破壊につながるおそれがあります。

詳細は、『 DAS 用 Fluid Cache ユーザーガイド』を参照してください。

Storage Management ページの左側で、ストレージ > Fluid Cache をクリックします。

オプションメニューで次を行います:

Fluid Cache の接続: これをクリックして、Fluid Cache ディスクおよびライセンスFluid Cache ノード情報 を更新します。

Fluid Cache サブシステム情報 ページが、Fluid Cache とキャッシュプールのプロパティと共に表示されます。