スマートサーマルシャットダウン

お使いのエンクロージャがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。

エンクロージャ管理は、エンクロージャの温度が最小限界値を下回った場合、または最大限界値を超えた場合に自動的にオペレーティングシステムをシャットダウンしサーバーとエンクロージャの電源を切る機能を提供します。シャットダウン発生時の温度は 最小エラーしきい値 および 最大エラーしきい値 の値で決定されます。これらのしきい値はデフォルト設定で変更できません。

20xS および 21xS エンクロージャのサーマルシャットダウン

20xS および 21xS エンクロージャでは、エンクロージャが摂氏 0 度または 50 度になるとオペレーティングシステムがシャットダウンし、サーバーの電源が切れます。エンクロージャはサーバーの電源が切れた後でオフになります。

220S および 221S エンクロージャのサーマルシャットダウン

220S および 221S では、チャネル冗長性とサーマルシャットダウンを実装していない場合、摂氏 0 度または 50 度でオペレーティングシステムとサーバーの電源が切れます。エンクロージャの電源が切れるのは、コマンドラインインタフェース(CLI)を使用してチャネル冗長性が有効化されたスマートサーマルシャットダウンを実装し、摂氏 0 度または 50 度に設定した場合に限られます。冗長データは他のチャネルに接続されたエンクロージャに存在するため、データ損失の原因にはなりません。

220S および 221S エンクロージャは温度が摂氏 55 度になると自動的に電源が切れます。このシャットダウンはチャネル冗長性が実装されている、または Storage Management がインストールされている場合でも発生します。

スマートサーマルシャットダウンは、コマンドラインインタフェースを使って有効にすることも可能です。詳細については、『Server Administrator コマンドラインインタフェースユーザーガイド』を参照してください。