定義済の定数

あらかじめ定義された定数(常に使用可能)を以下に示します。

__FILE__ (大文字小文字区別せず)

現在処理中のスクリプトファイルの名前。includeまたはrequireによ り読みこまれたファイルで使用された場合、親ファイルの名前ではな く読みこまれたファイルの名前となります。

__LINE__ (大文字小文字区別せず)

カレントのスクリプトファイルでパース中の行の番号。includeまた はrequireされたファイルで使用された場合、includeされたファイル の中での位置となります。

PHP_VERSION

現在使用中のPHPパーサのバージョンを表す文字列。 例:'4.0.7-dev'

PHP_OS

PHPパーサを実行中のオペレーティングシステムの名前。 値として考えられるものは次のようになります。 "AIX", "Darwin" (MacOS), "Linux", "SunOS", "WIN32", "WINNT" 注意: 他の値もあり得ます。

TRUE (大文字小文字区別せず)

真値 (boolean 型参照)。

FALSE (大文字小文字区別せず)

偽値 (boolean 型参照)。

NULL (大文字小文字区別せず)

NULL 値 (null 型参照)

E_ERROR

構文エラー以外の回復不能なエラーを定義します。

E_WARNING

何か誤りがあるが、それでも実行を継続する条件を定義します。 スクリプト自体によりエラー処理を行うことが可能です。 例えばereg()における正規表現が不正であった 場合に発生します。

E_PARSE

スクリプトファイルの不正な構文によりパーサの処理が中断した 状態です。回復は不可能です。

E_NOTICE

エラーであるかにかかわらず何かが起きました。実行は継続されます。 例えば、引用符で括られていない文字列をハッシュインデックスとして 使用した場合や設定されていない変数にアクセスした場合。

E_ALL

全ての定数E_*が含まれます。 error_reporting()で使用された場合、 PHPにより通知された全種類の全ての問題がリポートされます。

E_*定数は、エラーレポートレベルを設定するために通常 error_reporting() 関数と共に使用されます。 これら全ての定数については、 エラー処理を参照下さい。

例 8-2__FILE__ および __LINE__ の使用


<?php
function report_error($file, $line, $message) {
    echo "An error occured in $file on line $line: $message.";
}

report_error(__FILE__,__LINE__, "Something went wrong!");
?>