36.11. コマンドラインで設定

Xをインストールしていない状態で、テキストベースのバージョンを使用したくない場合は、 コマンドライン経由でプリンタを追加することが出来ます。スクリプトから、又はキックスタート インストールの%postセクション内で、プリンタを追加したい場合にこの方法が役に立ちます。

36.11.1. ローカルプリンタの追加

プリンタを追加するには次のコマンドを使用します:

redhat-config-printer-tui --Xadd-local options

オプションには次のようなものがあります:

--device=node

(必須) 使用するデバイスノード。例えば、 /dev/lp0

--make=make

(必須) IEEE 1284 MANUFACTURER 文字列、又は製造元の文字列がない場合は、 foomaticデータベース内にあるようなプリンタの製造元の名前。

--model=model

(必須) IEEE 1284 MODEL 文字列、又はモデルの文字列がない場合、 foomaticデータベース内に一覧表示してあるプリンタモデル。

--name=name

(選択可) 新しいプリンタへ与える名前。与えられない場合、デバイスノード("lp0"など) を元にした名前が使用されます。

--as-default

(選択可) デフォルトのプリンタとしてこれを設定。

プリンタを追加した後、次のコマンドを使用して プリンタデーモンを起動/再起動します。:

service cups restart

36.11.2. ローカルプリンタの削除

印刷キューはコマンドライン経由で削除することが出来ます。

rootとして、印刷キューを削除するには次のコマンドを使用します:

redhat-config-printer-tui --Xremove-local options

オプションには次のようなものがあります:

--device=node

(必須) /dev/lp0などとして使用されるデバイスノード

--make=make

(必須) IEEE 1284 MANUFACTURER 文字列、又は(何もなければ) foomaticデータベース内にあるプリンタ製造元の名前。

--model=model

(必須) IEEE 1284 MODEL 文字列、又は(何もなければ)、 foomaticデータベースに一覧表示してあるようにプリンタのモデル。

プリンタ設定ツール設定からプリンタを削除した後に、 プリンタデーモンを再起動して変更を反映させます。:

service cups restart

プリンタを全て削除し終わり、プリンタデーモンを起動させたくない場合は、 次のコマンドを実行して下さい。:

service cups stop

36.11.3. デフォルトプリンタの設定

デフォルトプリンタを設定するには、次のコマンドを使用し、 queuenameを特定して下さい。:

redhat-config-printer-tui --Xdefault --queue=queuename