第 29章. 認証の設定

ユーザーがRed Hat Enterprise Linuxにログインするとき、ユーザー名とパスワードの組み合わせが有効でアクティブなユーザー であることが確認、または認証されなければなりません。ときには、 ユーザーを確認する情報がローカルシステム上にあったり、リモートシステム上にあるユーザーのデータベースに対する認証に時間がかかることもあります。

認証 設定ツールは、ユーザー の情報を取り出すためのNIS、LDAP、Hesiodの設定用 グラフィカルインターフェース、さらには認証プロトコルとしてのLDAP、Kerberos、SMBの設定用グラフィカル インターフェースを備えています。

注意注記
 

インストール中に、あるいはセキュリティレベル 設定ツール を使用して、 中または高のセキュリティレベル設定を行なった場合、 NIS や LDAP などのネットワーク認証方法はファイアウォールを通り抜けることが許可されません。

この章はそれぞれの異なった認証タイプの詳細については 説明していません。代わりに、認証 設定ツール を使用して認証を設定する方法を説明しています。

デスクトップから認証 設定ツールの グラフィカルバージョンをスタートするには、 メインメニュー (パネル上) => システム設定 => 認証 の順で進むか、シェルプロンプト(例、 XTermまたは GNOME terminal内)で authconfig-gtkとコマンドを入力します。 テキストベースのバージョンをスタートするには、 シェルプロンプトでauthconfig とコマンドを入力します。

誓要項目重要
 

認証プログラムを終了すると直ちにその変更は有効となります。

29.1. ユーザー情報

ユーザー情報タブにはいくつかオプション があります。オプションを有効にするには、横にある空のチェック ボックスをクリックします。オプションを解除するには、横にある チェックボックスをクリックしてチェックを消します。 OKをクリックしてプログラムを終了し、 変更を適用します。

図 29-1. ユーザー情報

以下の一覧は各オプションの説明です。