Server Administrator Storage Management 8.2

仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード(手順 3)

仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード(手順 3/3 ) - <コントローラ名> のページに、選択した RAID レベルの属性概要が表示されます。属性には バスプロトコルストライプエレメントサイズ読み込みポリシー、および選択した物理ディスクが含まれます。選択した RAID レベルには、仮想ディスク属性のデフォルト値(RAID レベルを除く)が推奨されます。

  1. 名前 フィールドに、仮想ディスクの名前を入力します。

    仮想ディスクの名前には英数字、スペース、ダッシュ、およびアンダースコアのみを使用できます。最大文字数はコントローラによって異なります。多くの場合、最大文字数は 15 文字です。

    仮想ディスク名の始めと終わりにスペースを使用することはできません。仮想ディスクにはそれぞれ固有の名前を付けることが推奨されます。同じ名前の仮想ディスクがあると、生成されたアラートの区別が困難になります。

  2. サイズ フィールドに、仮想ディスクのサイズを入力します。

    仮想ディスクのサイズは、サイズ フィールドの近くに表示されている最小値と最大値の範囲内である必要があります。

    場合によっては、仮想ディスクは指定したサイズより若干大きくなります。仮想ディスクの作成ウィザード は、物理ディスク容量の一部を使用不可状態することを避けるため、仮想ディスクのサイズを調節します。

    メモ: 物理ディスクが SMART アラートを受けている場合、仮想ディスクには使用できません。
    メモ: 複数のチャネルを持つコントローラの場合、チャネル冗長の仮想ディスクを作成することが可能な場合があります。

    選択した RAID レベルと仮想ディスクのサイズに応じて、このページに仮想ディスクの設定に使用できるディスクとコネクタ(チャネルまたはポート)が表示されます。

    メモ: サイズ フィールドに、選択した RAID 設定に基づいた仮想ディスクのデフォルトサイズが表示されます。これには異なるサイズを指定することができます。仮想ディスクのサイズは、サイズ フィールドの近くに表示されている最小値と最大値の範囲内である必要があります。場合によっては、仮想ディスクは指定したサイズより若干大きくなります。仮想ディスクの作成ウィザード は、物理ディスク容量の一部を使用不可状態することを避けるため、仮想ディスクのサイズを調節します。

  3. ストライプエレメント サイズのドロップダウンリストボックスからストライプサイズを選択します。ストライプサイズとは、各ストライプが単一のディスク上で消費する容量を指します。

  4. それぞれのドロップダウンリストボックスから、必要な読み取り、書き込み、およびディスクキャッシュポリシーを選択します。これらの選択はコントローラによって異なる可能性があります。

    メモ: バッテリが搭載されていないコントローラについては、書き込みポリシーのサポートに制限があります。またバッテリを搭載していないコントローラではキャッシュポリシーはサポートされません。
    メモ: 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザードで 暗号化仮想ディスクの作成 オプションを選択した場合は、仮想ディスク属性の概要暗号化仮想ディスク 属性が はい という値と共に表示されます。

    スパン編集 をクリックして、仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード で作成したスパンを編集します。

    スパン編集 オプションは、コントローラがファームウェア 6.1 以降の SAS コントローラであり、RAID 10 を選択した場合にのみ使用可能になります。

    メモ: スパン編集 をクリックすると、すでに適用されているインテリジェントミラーリングは無効になります。

  5. 終了 をクリックして仮想ディスクの作成を完了します。

    仮想ディスクが コントローラの仮想ディスク<コントローラ名> ページに表示されます。

    PERC H700 および PERC H800 コントローラでは、選択したドライブのいずれかがスピンダウンされた状態である場合、次のメッセージが表示されます。

    次にリストする物理ドライブはスピンダウン状態になっています。これらのドライバでこのタスクを実行する際には、ドライバがスピンアップする必要があるため、さらに時間が必要となります。
    メッセージには、スピンダウン状態にあるドライブの ID が表示されます。

選択を変更したい場合は、前のページに戻る をクリックし、仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード ページに戻ります。

仮想ディスクの作成をキャンセルするには、ウィザードの終了 をクリックします。

仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード(手順 3/3) - <コントローラ名> ページで、専用ホットスペアに適している物理ディスクのそれぞれの横にチェックボックスが表示されます。専用ホットスペアを割り当てる場合は、 物理ディスク のチェックボックスを選択します。

作成している仮想ディスク用のホットスペアに適した物理ディスクがコントローラにない場合は、物理ディスク チェックボックスは表示されません。例えば、使用可能な物理ディスクが、仮想ディスクを保護するには小さすぎるなどといった場合です。物理ディスク チェックボックスが表示されない場合は、サイズの小さい仮想ディスクを指定、異なる RAID レベルを使用、またはディスクの選択を変更する必要がある場合があります。

メモ: 暗号化仮想ディスクを作成している場合は、ホットスペアの候補として暗号化物理ディスクが表示されます。

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