グローバルホットスペアの割り当てと割り当て解除
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
グローバルホットスペアは、ディスクグループの一部になっている未使用のバックアップディスクです。ホットスペアはスタンバイモードになります。仮想ディスクで使用されている物理ディスクに障害が発生すると、割り当てられたホットスペアが有効になり、システムに割り込みされたり介入要求されることなく、故障した物理ディスクと置換されます。ホットスペアが有効になると、故障した物理ディスクを使用していたすべての冗長仮想ディスクのデータが再構築されます。
ホットスペアの割り当ては、ディスクの割り当てを解除し、必要に応じて別のディスクを割り当てることで変更できます。複数の物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てることができます。
メモ: PERC S100 および S300 コントローラでは、グローバルホットスペア上に空き容量があれば、故障した物理ディスクを交換した後もスペアとして機能します。
グローバルホットスペアの割り当てと割り当て解除は手動で行う必要があります。グローバルホットスペアは特定の仮想ディスクには割り当てられません。仮想ディスクにホットスペアを割り当てる(仮想ディスク内でエラーが発生する物理ディスクの代替となります)場合は、「専用ホットスペアの割り当てと割り当て解除」を参照してください。
メモ: 仮想ディスクを削除する場合、コントローラに関連する最後の仮想ディスクが削除されると、割り当てられたグローバルホットスペアがすべて自動的に割り当て解除される可能性があります。ディスクグループの最後の仮想ディスクを削除すると、割り当て済みの専用ホットスペアがすべて自動的にグローバルホットスペアになります。
メモ: PERC H310, H700、H710, H710P、H800, H810、H330、H730、H730P、H740P、H830、H840 および PERC FD33xD/FD33xS コントローラでは、選択したドライブのいずれかが スピンダウン された状態である場合、次のメッセージが表示されます。
The current physical drive is in the spun down
state. Executing this task on this drive takes additional time, because
the drive needs to spun up.
ホットスペアに関連したサイズ要件とその他の考慮事項を把握しておいてください。