学習サイクルの開始
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
学習サイクルの開始 タスクを選択して、バッテリの学習サイクルを開始します。
バッテリの学習サイクルでは、コントローラバッテリを放電してからフル充電します。
学習サイクルではバッテリの内蔵回路を再調整し、コントローラがこのバッテリで電源喪失時にコントローラのキャッシュをあらかじめ指定された期間保持できるかを判断できるようにします。
学習サイクルの進行中は、停電中にバッテリがキャッシュを維持できない場合があります。コントローラが ライトバックキャッシュ ポリシーを使用している場合、コントローラは、学習サイクルが完了するまで ライトスルーキャッシュ ポリシーに変更されます。ライトスルーキャッシュポリシーはディスクに直接データを書き込むため、停電時にキャッシュでのデータ損失リスクを低減します。
メモ: コントローラを 強制ライトバックキャッシュ ポリシーに設定している場合、キャッシュポリシーは学習サイクル中に変更されません。強制ライトバックキャッシュ ポリシーを使用しているときは、学習サイクルの進行中における停電発生時にデータ損失が発生する可能性があります。
コントローラのファームウェアは、90 日ごとに学習サイクルを自動的に開始します。学習サイクルの開始時間をさらに 7 日間遅延させることができますが、それを過ぎるとファームウェアは自動的に学習サイクルを開始します。
メモ: バッテリの充電中は、学習サイクルを実行できません。バッテリの充電中にコントロールのファームウェアまたはユーザーが学習サイクルを開始すると、バッテリの学習状況に「要求済み」と表示されます。バッテリが完全に充電されると学習サイクルが開始されます。
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