Dell EMC Server Administrator Storage Management 9.1

外部仮想ディスク内の物理ディスク

外部仮想ディスク内の物理ディスク ページには、外部設定に含まれる物理ディスクと専用ホットスペア(存在する場合)が表示されます。

次の表では、外部設定内の物理ディスクのプロパティについて説明しています。

表1. Physical Disk Properties(物理ディスクプロパティ)
プロパティ 定義
ステータス これらのアイコンはストレージコンポーネントの重大度または正常性を示します。
  • 正常正常 /OK
  • 警告警告 / 非重要
  • 重要重要 / 失敗 / エラー

詳細については、「ストレージコンポーネントの重大度」を参照してください。

Name(名前) 物理ディスク名が表示されます。名前はコネクタ番号の後にディスク番号を付けたものです。
State(状態) 物理ディスクの現在の状況が表示されます。
インポート後の状況 物理ディスクのインポート後の状況が表示されます。物理ディスクは次のいずれかの状況でインポートができます。
  • オンライン — 物理ディスクはインポートされた仮想ディスクの一部であり、正常に機能します。
  • オフライン — 物理ディスクは仮想ディスクへのインポート後、オフラインです。
  • 外部 — 物理ディスクを含む仮想ディスクをインポートできず、物理ディスクは外部状態のままです。
  • 再構築 — 仮想ディスクのインポート後に、物理ディスクは再構築されます。
  • 交換メンバーディスクの交換 タスクが物理ディスクで実行されます。メンバーディスクの交換の詳細に関しては、「メンバーディスクの交換」と「復帰可能ホットスペアの有効化」を参照してください。
容量 ディスクの容量が表示されます。
障害予測 物理ディスクが Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology(SMART)アラートを受信しており、障害が予測されているかどうかが表示されます。SMART 障害予測分析の詳細については、「RAID コントローラにおけるディスク信頼性の監視」を参照してください。物理ディスクの交換の詳細については、「SMART アラートを受信する物理ディスクの交換」を参照してください。

また、物理ディスクが SMART 予測エラーに関するアラートを生成したかを確認するためにアラートログを見直すことも推奨されます。これらのアラートは SMART アラートの原因を特定する手助けになります。SMART アラートに対して次のアラートが生成されます。

  • 2094
  • 2106
  • 2107
  • 2108
  • 2109
  • 2110
  • 2111

アラートメッセージの詳細に関しては、『Server Administrator メッセージリファレンスガイド』を参照してください。

Progress(進行状況) 物理ディスクで実行中の操作の進行状況が表示されます。
Bus Protocol(バスプロトコル) 物理ディスクが使用している技術が表示されます。可能な値は次のとおりです。
  • SAS — シリアルアタッチド SCSI
  • SATA — シリアル ATA
デバイスプロトコルNon-Volatile Memory Express(NVMe)などの物理デバイスのデバイスプロトコルを表示します。
Certified(認定済み) ドライブに、サービスプロバイダによってテストされ、完全に要件を満たすファームウェアがあることを示します。サービスプロバイダによる認定がないドライブも機能する可能性がありますが、サーバーでの使用はサポートされず、推奨されません。
Media(メディア) 物理ディスクのメディアタイプを表示します。可能な値は次のとおりです。
  • HDD — ハードディスクドライブ。HDD は、磁性面を持つ高速回転プラッタ上にデジタル符号化データを保存する、不揮発性ストレージデバイスです。
  • SSD — ソリッドステートドライブ。SSD は、ソリッドステートメモリを使用して永続的なデータを保存するデータストレージデバイスです。
  • 不明 — Storage Management は物理ディスクのメディアタイプを判断できません。
使用されている RAID ディスク容量 コントローラの仮想ディスクが使用している物理ディスク容量が表示されます。このプロパティは、非 RAID コントローラに接続された物理ディスクには適用されません。

特定の状況では、物理ディスクの一部が実際に使用されていても、 使用されている RAID ディスク容量 にゼロ(0)の値が表示されます。これは、使用されている容量が 0.005GB 以下の場合に起こります。使用されているディスク容量を計算するアルゴリズムは 0.005GB 以下の数字または 0 未満の数字を丸め、0.006~0.009GB の使用ディスク容量は 0.01GB に丸めます。

使用できる RAID ディスク容量 ディスク上の使用できる容量が表示されます。このプロパティは、非 RAID コントローラに接続された物理ディスクには適用されません。
ホットスペア ディスクがホットスペアとして割り当てられているかを示します。このプロパティは、非 RAID コントローラに接続された物理ディスクには適用されません。
Vendor ID(ベンダー ID) ディスクのハードウェアベンダが表示されます。
Product ID(製品 ID) デバイスの製品 ID を表示します。
Firmware Revision(ファームウェアリビジョン) 物理デバイスのファームウェアバージョンを表示します。
Serial No.(シリアル番号) ディスクのシリアル番号が表示されます。
PCIe Negotiated Link Speed(PCIe ネゴシエート済みのリンク速度) 物理デバイスの、現在のネゴシエーション後の転送速度を GT/s で示します。
PCIe Maximum Link Speed(PCIe 最大リンク速度) 物理デバイスの、可能な転送速度を GT/s で示します。
製造日 物理ディスクが製造された月日が表示されます。
製造週 物理ディスクが製造された年の週が表示されます。
製造年 物理ディスクが製造された年が表示されます。
SAS Address(SAS アドレス) 物理ディスクの SAS アドレスが表示されます。SAS アドレスは各 SAS ディスクに固有です。
インポート後の状態 外部設定インポート後の物理ディスクの状態が表示されます。可能な値は次のとおりです。
  • 外部
  • Online(オンライン)
  • Offline(オフライン)
  • 交換済み
  • 再構築
暗号化対応 物理ディスクが自己暗号化ディスク(SED)かどうかが表示されます。可能な値は はいいいえ です。
暗号化済み 物理ディスクがコントローラに対して暗号化されているかどうかが表示されます。可能な値は はいいいえ です。非 SED の場合、値は 該当なし です。
パーツ番号 理ディスクの一意の部品表(BOM)割当番号が表示されます。4 から 8 番目の数字は、そのモデルのドライブのサービスプロバイダのパーツ番号を示します。
PCIe ネゴシエート済みのリンク幅物理デバイスの、現在のネゴシエーション後のリンク幅を表示します。
PCIe Maximum Link Width(PCIe 最大リンク幅)物理デバイスの、可能リンク幅を表示します。