RAID レベル 10(ストライプ化ミラー)
RAB は RAID レベル 10 を RAID レベル 1 の実装とみなします。RAID 10 は物理ディスクのミラーリング(RAID 1)とデータストライピング(RAID 0)の組み合わせです。RAID 10 では、データは複数の物理ディスクに分かれてストライプされます。ストライプされたディスクグループは別の物理ディスクセットにミラーされます。RAID 10 はストライプのミラーと考えることができます。

RAID 10 の特徴
- n 個のディスクを(n/2)ディスクの容量を持つ 1 つの大容量仮想ディスクとしてグループ化します。ここで n は偶数を表します。
- データのミラーイメージは物理ディスクのセット全体にストライピングされます。このレベルでは、ミラーリングを通じて冗長性が提供されます。
- いずれかのディスクで障害が起きても、仮想ディスクの動作は中断されません。データはミラーリングされた障害の発生していないディスクのペアから読み取られます。
- 読み取りおよび書き込みパフォーマンスが向上します。
- 冗長性でデータを保護します。